資料作成にAIを活用する6つのデメリット!おすすめの対応策を紹介!

「SlidesGPT」「Canva」「Microsoft 365 Copilot」など、AI技術の進化に伴い、資料作成に対応した生成AIが次々に登場しています。

手間を省けて便利なツールのため、活用する企業も増えてきているのではないでしょうか。
しかし、まだ不完全な部分が多く、活用する際にはデメリットを理解しておく必要があります。

本記事では、ビジネスのサポートに特化した「ビズアシ」が、資料作成にAIを活用する6つのデメリットと、AIに頼れない場合の対応策について詳しく解説します。
また、資料作成について具体的に相談がしたいという方は、お気軽にビズアシにご連絡ください。

目次

資料作成ができるとされているAIツール

資料作成に活用可能とされているAIツールを4つ紹介します。

ツール代特徴料金
SlidesGPT・複数の言語に対応している
・資料作成のみなら無料で制限なく使用可能
・Pay-Per-Downloadプラン
「2.50$/1ダウンロード」
・Enterpriseプラン
「500$/月 & 0.50$/プレゼンテーション」
Canva・1億点以上の素材が使える
・日本語フォントが何百種類も使える
・CanvaProプラン
12,000円/年:1名
・Canva for Teamsプラン
30,000円/年:5名合計
Microsoft 365 Copilot・Wordで作成した文書も資料にできる
・Microsoft365ソフトで使用可能
・30$/月
Beautiful.AI・60以上のテンプレートが使用可能
・複数人で共同編集可能
・PROプラン(個人向け)
「12$/月」
・TEAMプラン
「40$/ユーザー/月」

これらのツールは有料のため、無料のツールよりも資料作成の精度が高いです。
しかし、オリジナリティという点では、人間の手で作成する資料に劣る部分があるでしょう。

silver iMac near iPhone on brown wooden table

以下では、上記以外の生成AIを活用するデメリットを詳しく解説します。

資料作成に生成AIを活用する6つのデメリット

資料作成にAIを活用するデメリットは6つあります。

  1. 法的リスク(著作権・商標権の侵害)がある
  2. 情報漏洩リスクが高まってしまう
  3. ハルシネーションに対して人的チェックが必要
  4. プロンプト作成に手間がかかる
  5. 生成した資料の質が高いとは限らない
  6. 生成AIを活用するコストがかかる

1つずつみていきましょう。

法的リスク(著作権・商標権の侵害)がある

AIが作成した物が権利を侵害するか否かは、人間と同様に「類似性」「依拠性」によって判断されます。
参考:文化庁「生成・利用段階での著作物の利用」


そのため「AIが作成したものだから大丈夫」といったことはなく、著作権や商標権を侵害するリスクが十分にあります。

特に、商業利用を目的とした資料の場合、法的トラブルに発展する可能性があるため、注意が必要です。

情報漏洩リスクが高まってしまう

生成AIを使用する際に機密情報を入力すると、それが第三者に漏洩するリスクがあります。

AIツールでは送信データが学習材料として保存されます。
AIツールの制作側ではさまざまなセキュリティ対策が行われていますが、そのデータが他のユーザーの回答に使われてしまう可能性はゼロではありません。

また、技術的なバグによって漏洩する可能性もあるため、特に企業情報や機密性の高い資料作成には慎重さが求められるでしょう。

ハルシネーションに対して人的チェックが必要

「ハルシネーション」とは、生成AIが事実に基づかない情報を創作してしまう現象です。

一見正しそうな内容でも、確認していくと全く根拠がないといった場合があるため、AIが作成した資料には、必ず人的チェックが必要です。

特に正確性が求められる資料では、AIが生成した内容をそのまま使用することはリスクが高いでしょう。

プロンプト作成に手間がかかる

生成AIを活用するには、適切なプロンプト(指示)を与える必要があります。

しかし、このプロンプト作成自体に手間がかかるため、AIを使いこなすには一定のスキルと時間が必要です。

生成した資料の質が高いとは限らない

AIが作成する資料は、必ずしもターゲットや目的に沿ったものとは限りません。

特に、資料の構成やデザイン、見せ方については、資料のゴールに向けてどのような情報がどのようなタイミングで配置されているとよいか…など細やかな顧客心理に寄り添ったものを目指すべきなので、人間の目が必要でしょう。

生成AIを活用するコストがかかる

生成AIは無料で利用できるツールもありますが、一定水準以上のクオリティや使いやすさを求める場合には、サービス利用料が発生します。

企業単位で利用する場合には、エンタープライズプランといった高グレードのプランに加入する必要があり、コストが嵩む可能性もあります。なお、ビズアシはインボイス登録事業者のため、依頼費用を税金計上していただくことが可能です。

実際に生成AIでプレゼン資料を作成してみた!

使用したプロンプトは以下のとおりです。

プロンプト回答
以下のテーマと条件で、プレゼン資料の目次を作ってください。

【テーマ】
・生成AI
【条件】
・プレゼン時間:10分
目次案
タイトル・イントロダクション (1分)
生成AIとは?
プレゼンテーションの目的と概要

生成AIの基本仕組み (2分)
生成AIがどのように動作するか
主な技術(ディープラーニング、モデル構造 etc.)

生成AIの活用事例 (2分)
クリエイティブ分野(画像生成、文章生成、音楽など)
ビジネス分野(チャットボット、データ分析支援 etc.)

生成AIの恩恵と課題 (2分)
恩恵:効率化、クリエイティブ作業の支援
課題:著作権問題、倫理的懸念、誤用のリスク

未来の展望 (2分)
技術トレンド
今後の社会的な影響と可能性

まとめと質疑応答 (1分)
プレゼンのポイントまとめ
質問・ディスカッション

こちらの目次をもとに、日本語でのスライド作成を指示した結果、下記のような資料を作成してくれました。

このクオリティでは、実際の商談に使うことはできないでしょう。
レイアウト変更や情報・装飾の追加が必須になるため、結果的に自分で1から作成した方が早い可能性もあります。

では、AIに資料作成を任せられないけど自分のリソースが割けない方は、どうしたらよいのでしょうか。

AIに資料作成を任せられない場合の対応策

生成AIにはデメリットがあるため、資料作成は任せられないといった方に向けて、おすすめの対応策を2つ紹介します。

  1. デザインスキルの高い人材を採用する
  2. 資料作成代行サービスを活用する

それぞれ詳しくみていきましょう。

デザインスキルの高い人材を採用する

資料生成AIの活用が難しい場合には、新しくデザインスキルの高い人材を採用することもおすすめです。

元々スキルが高い人材を採用すれば、AIに頼る必要もなく、資料作成の質も高めることができます。
ただし、採用にコストと時間がかかる点はデメリットです。

資料作成代行サービスを活用する

採用にかける時間や手間を省きたい場合には、資料作成代行サービスの活用がおすすめです。
資料作成代行サービスを利用すれば、デザインスキルの高いプロに、すぐ資料作成を依頼できます。

なおビズアシには、企業で長年さまざまな資料を制作してきた、経験豊富なプロが在籍しています。
資料作成・ブラッシュアップだけでなく、構成の設計や見直しの提案も可能です。

AIではなく資料作成代行サービスを活用する4つのメリット

資料作成代行サービスを活用するメリットを、さらに深掘りして解説します。

  1. 質の高い資料を作成してもらえる
  2. 情報漏洩・法的リスクが低い
  3. 依頼する側に手間がかからない
  4. 社内にノウハウを蓄積できる

それぞれのメリットを詳しくみていきましょう。

質の高い資料を作成してもらえる

資料作成代行サービスでは、資料作成のプロが手がけるため、デザイン性・内容ともに高いクオリティの資料を作成してもらえます。
資料の利用シーンに合わせた配色やフォント選び、意図を適切に伝える流れやストーリーの構成など。
AIでは生成できない、細やかなテクニックが施された資料が期待できます。

情報漏洩・法的リスクが低い

資料作成代行サービスでは、秘密保持締結(NDA)を締結するため、情報漏洩のリスクが低いです。

また、クローズドな環境でデータのやり取り・保管を行うなど、情報漏洩を防ぐ仕組みが整っています。
そして、資料作成のプロは著作権や商標権に配慮したデザインや内容を作成するため、生成AIのように無意識に権利侵害をするリスクがほとんどありません。
商業利用が前提の資料でも安心して依頼できるでしょう。

依頼する側に手間がかからない

資料作成代行サービスでは、丸ごと資料作成を依頼可能です。

丁寧なヒアリング・定期的な確認を経て資料を作成していくため、依頼する側はほとんど手間をかけずに高品質な資料が作成できます。

なおビズアシでは、既存デザインのブラッシュアップ・構成の設計・見直しだけをご依頼いただくことも可能です。
お忙しい場合には、インタビュー形式でZOOMでヒアリングのうえ、ゼロからの資料作成も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

社内にノウハウを蓄積できる

一部の資料作成代行サービスでは、クライアントの社内にノウハウが蓄積される形で、納品を行っているところもあります。

資料作成の手間を省きつつ、ノウハウも蓄積できる点は大きなメリットでしょう。

なおビズアシでは、ご希望の編集ツールで納品するため、編集が可能な上、その後デザインのテンプレートとしても活用いただけるよう納品体制を整えております。

資料作成代行サービスのご相談はビズアシに!

資料作成をAIに任せることができれば非常に便利ですが、重要な資料作成に活用するにはデメリットが大きい現状があります。

そのため、質の高い確実な資料を求める場合は、資料作成代行サービスの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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ビズアシでは、高いスキルを持つプロが質の高い資料を作成いたします。
短納期や難しいプロジェクトにも柔軟に対応可能です。
資料作成における負担を軽減したい方は、ぜひビズアシまでお気軽にご相談ください!

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